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で、東浩紀は相手にちゃんと問題を指摘したのか?

「ファッションとしてのCreativeCommons」というのは、個人的には何を今更という話でしかなく、blog でネタにするのは別にいいのだけど、じゃあ、アナタはヤノベケンジにメールなりで知らせたのか? と思ってしまう。

エントリが公開されてから一日以上ヤノベケンジのサイトがそのままなのは、それをやってない可能性が高いように思うのだがどうなのだろう。これは意見が分かれると思うが、もしそれをしてないで、「CCの理念はもう少し真剣に受け止め、長期的に取り組むべきものです」なんて文章を読んでも、鼻白むばかりである。本当に真剣に受け止めているなら、書きっぱなしでなくあと一歩直接的なアクションを取ってもいいのではないか。

前述の通り、この手の話は個人的に非常に今更の話である。かつて Movable Type 利用者に散見されたアサハカ系のカッコつけのバカ……おっと、手が滑った、その一部にいらっしゃる思慮の足らない方々と Creative Commons の問題については、一年以上前に「ぶったくりコモンズ(Uncreative Commons)」という文章を書いたことがある。以前にも紹介した Why your Movable Type blog must die日本語訳)にも CC 絡みの話が出てくるが、海外でも CC がファッションとしてブロガーに利用される(ように見える)風潮があるようだ。

しかし、「ぶったくりコモンズ」は結局一般公開しなかった。これは貧乏性の当方にしては極めて珍しいことである。理由は、キチガイに粘着されるのが目に見えていて嫌気がさした、とだけ書いておく。

もうこれは書いてよいと思うが、結城浩さんの「クリエイティブ・コモンズのライセンスをWeblogツールで使うことの危険性」は、当方の文章にインスパイアされて書かれたものである。誤解のないように書いておくと、件の文章は100%結城さんオリジナルの文章であり、質的にも当方の文章より遥かに普遍的な内容を持っている。そしてもう一つ CC のライセンス問題について語る際に引き合いにされる文章に、加野瀬未友さんの「JBAの問題点に関する報告/JBAとネオテニーの関係について」があるが、これについても当方は公開前に草稿を読ませていただき、CC の部分についても意見を述べさせてもらった。

要は、上記文章へのわずかなりの貢献という形で、ワタシなりに CC のライセンス問題については取り組んできたということだが、それらが公開されたのってもう随分前の話じゃないか。まさか東浩紀はそれらの文章を知らないとか? もうこういう話を書いて、大局的に考えてますという顔をする段階はとっくに終わっていると思っていたが。東浩紀の文章は、それ以外にもなんかピントがずれているように思えるところがいくつかあるのだが、それはともかくこうした指摘が定期的に行われることが必要なのかな。

で、ワタシは今、おかしな事例を見かけたら、直接相手に指摘するようにしている。例えば COULD の「お役に立つかも」がそうで、元々 CC で公開しますと書いて、リンクが CC のサイトのトップページにはってあったのを、ちゃんとライセンスを選んだら、と指摘させてもらった。

これだって、書籍の著者ともあろうものが、などと大げさにあげつらうエントリを書くことだってできただろう。でもそれをやって、誰が何の得をする? 価値のない文章と相手の不快感が残るだけじゃないか。さっさと指摘すれば、確実に一歩前進するのに。その後にでも、問題を指摘する普遍的な文章は書けるはずだ。まあ、ワタシだってすべてのケースで相手に指摘するわけじゃないけどね。

最後に脇道で不満を書いておくと、東浩紀のエントリへの FlowerLounge さんのコメント。ぬるいよ。FlowerLounge さんには以前にも CC 関係で噛み付いたことがあるが、今回はそれと違った意味で歯がゆさを感じる。東浩紀が絶好のトスをあげた……というか、トスにすべく一発かまさなきゃ。東浩紀は、実はどうでもいい。パブリシティの話だ。ここでバシっと情報を出すことが、あの blog を読んでいる読者へのアピールになるし、萌えクリ本はその層にアピールするものじゃないの? それに以前から刊行されることは決まってたでしょ? いや、本当に事情があって「近日中に何かあるかも知れません」としか書けないのなら仕方ない、というかこの段落は書き過ぎということになるので謝りますが。

[追記(2004/05/11 01:34)]

コメントを受けて、一部表現を修正した。またこちらはそのまま残したが、コメントにもある通り最後の段落は書き過ぎであった。FlowerLounge さんに深くお詫びします。

なお、当方の文章を読んでどういう感情を持とうが読み手の自由ですが、勝手な深読み、軽率なコメントは控え目にしていただけると幸いです。

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