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伊藤典夫氏に対する尊敬の念と勝手な誤解

何度も書くようにワタシは SF に関しては門外漢といってよいレベルなのだが、そういうワタシにしても伊藤典夫という翻訳者の偉大さは分かる。例えば『20世紀SF』シリーズを読んでも、「これも伊藤氏が訳しているのか」と驚くことがあるし。氏が訳した本の中では、ありきたりだが『スローターハウス5』(asin:415010302X)が一番思い入れがある。

先日その伊藤典夫氏が語る「ディレイニーとの交点」を読み、その力強い語り口がイメージが違うなと思った。

ほら貝のコンテンツだから昔読んだことがあったはずなのだが、そのときは伊藤氏のことを意識してなかったのだろうが、前述の通り、特別その仕事に詳しいわけではなく、当然ながらご当人と何のつながりもないにも関わらず、ワタシは勝手に伊藤典夫氏のことを非常に温厚で穏やかな人だと思い込んでいたのだ。

はて、どうしてそう思ったのか? ……とよくよく考えてみたところ、英語に携わる伊藤氏という連想で、伊藤和夫とイメージ的に混同していたようである。

青月にじむさんのレポートを読む限り、前述のイメージには伊藤氏と並ぶ浅倉久志氏のほうが近いように感じられるが、伊藤氏、浅倉氏ともとても謙虚なのは共通している。

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