今年になってアメリカだけでなくイギリスなど欧州でも Web 2.0 を冠したイベントが開かれているが、ダブリン在住の Java コンサルタントがそうしたイベントに出て分かった10のことを書いていて、日本の状況にも通じるところが大きいと思うのでざっと概要を訳しておく。
- アイルランドでは Web 2.0 の認知は技術者に偏っており、ビジネスコミュニティには浸透していない
- Web 2.0 寄りの技術者の間に「エンタープライズ」分野への敵意がある
- オーディエンスの10%がジョニー・キャッシュのファンだった。彼こそ「ロングテール」の好例(伝記映画の影響ですね)
- Google が Ajax 開発者と Web 2.0 な人たちのハートをがっちり掴んでいる
- JavaScriptはあまり使いたくない
- マイクロソフトの人たちが健全な反応を示していた
- 誰もが同意できる Web 2.0 の定義がない(そうだろうね)
- Web 2.0 を巡り、煽りと懐疑の健全なバランスがある
- 「Web 2.0 や Ajax アプリをどうやってテストする?」という懸念が一部にあるが、答えは以前と同じく、ユーザを巻き込むしかない
- Web 2.0 アプリを生み出すのにアジャイル技術に注目が集まっていた
そういえば少し前に Slashdot で The Best of Web 2.0 というストーリーができていたが、そのリンク先で紹介されているサイトはおなじみなところか、そうでなくてもそんなにすごいとは思わなかったが……