先日調べものをしていて久しぶりに Sledge Hammer Web を閲覧したのだが、このサイトが更新を終了して一年経っていたことに気付き、しばらく動きが止まった。
Sledge Hammer Web の前川やくさんは、webやぎの目の林雄司さん、プチ日記-R(Otearai Web)のステッグマイヤー名倉さんとあわせてワタシの中でビッグ3的存在だった。
一年前に Sledge Hammer Web が閉鎖したときは驚いた。実はワタシは過去のやくごよみをアンテナに入れていたため、そしてワタシの周り(飽くまで感覚的な表現)でこのサイトの更新終了を取り上げる人がいなかったため、しばらく事態に気付かなかったのだ。更新終了自体にも驚いたが、それ以上に周りでそれが話題にならなかったことに少し呆気にとられたものである。
ビッグ3と書いたが、一貫した文章の面白さを別とすれば三者三様である。前川さんはやるべきことをやり尽くし(『ホワイトカラーの道楽』は現在まで愛読書である)すっぱりと個人サイトから足を洗った一方で、林さんは自身のサイトを Movable Type で構築するスマートさを見せながらデイリーポータル Z で活躍を続け、そして名倉さんはまったくスタイルを変えることなくプチ日記を続けている。
ワタシははてなダイアリーを更新履歴ページとして利用してはいるが、本サイトは一貫して堂々たる Web 1.0 サイトである。でも、書く内容は大分変わったなと思う。そしてその間ずっとどこのコミュニティにも属せなかった。
今もサイトを続けているのは、恥ずかしいことに未だにもっと上手く書けるようになり、いつか多くの人に価値のある文章を書けるのではないかというほとんど妄想に近い未練があるからだと思う。
サヨナナの「個人サイトってむずかしいっすね」とおれはおまえのパパじゃないの「テラヤマオワタ\(^o^)/」を読んで、いつまで自分はこんなことを続けられるのかと思ったりもした。