9.11の話題は食傷だろうが、あの日ブログが果たした役割について記した記事が Wired にあったのでご紹介。9.11 に関するブログプロジェクトのリンク集にもなっている。
レベッカ・ブラッドは『ウェブログ・ハンドブック』(asin:483991107X)において、あの日のことを重要な出来事として扱っているが、あまり大げさにブログを持ち上げる見方には懐疑的で、そうした意味で「ブログの誕生」というタイトルは微妙だが、この記事でもあの当時(現在の目で見て)使いやすいブログツールが少なかったことをちゃんと書いていて、そうしたディテールの記述に感心した。
日本には、あのときブロガーはトラックバックで連帯したとかとんでもないことを書く人がいたからね(当時トラックバックという機能は存在していない)。
"We had this explosion of personal, public testimony and some of it was quite powerful," Gillmor said. "I remembered that old cliche that journalists write the first rough draft of history. Well now bloggers were writing the first draft."
と、ダン・ギルモアはブロガーが「歴史の初稿」を書いたと語っている。この意識がポイントなのだろう。