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シドニー・ポラックがつなぐウディ・アレンとスタンリー・キューブリック

一般には『トッツィー』や『愛と哀しみの果て』といった作品で語られるのだろうが、正直言って、この人の上記の代表作とされる監督作品は特に好きじゃない(『トッツィー』は子ども心に楽しめたが、今ならばどうだろう)。

前にも書いたことがあるが、この人監督より役者としてのほうが才能あるんじゃないの? というのは彼の優れた作品を観てないからか。

それでもウディ・アレンのひょっとしたら最高傑作な『夫たち、妻たち』、そしてスタンリー・キューブリックの『アイズ・ワイド・シャット』といずれも堂々たる演技だった。

思えばキューブリックの遺作『アイズ・ワイド・シャット』は、階級社会を押し出した演出でなければウディ・アレンが撮ってもおかしくない映画で、事実、キューブリックはアレンへの出演依頼を考えていたという噂話を読んだことがある。

ハーヴェイ・カイテルの降板を受けてシドニー・ポラックをキャスティングする際、キューブリックの頭の中にはアレンの映画があったのではないかとワタシは勝手に睨んでいる。

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