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オープンソースと知的所有権についての本がオライリーから出る

Intellectual Property and Open Source: A Practical Guide to Protecting Code

Intellectual Property and Open Source: A Practical Guide to Protecting Code

リチャード・ストールマン御大は「知的所有権(Intellectual Property)」という言葉がお好きでないようで、例えば「Richard Stallman、P2Pを語る」で以下のように述べている。

彼らが「知的所有権」という言葉を使うのは、ミスリードと聞き手を混乱させるためだ。「著作権の侵害」と言えば、彼らの主張は明確で意味のあるものになるのに。しかし、彼らが「著作権」でなしに「知的所有権」と言う場合、著作権法と多くの他の法律を一緒くたにしている。そうした混乱した話題について何かはっきりしたことを言うのは不可能だ。

知的所有権」という言葉を使う人は、大衆を混乱させようとしているか、あるいは自分自身が混乱してしまっているかのどちらかなんだ。明快な思考を努めようとするなら、それを避けるのが賢明だろう(より詳しい解説は、http://www.gnu.org/philosophy/not-ipr.xhtml 参照)。

しかし、一方でこの言葉が多用されている現状があり、オープンソースはそれ的にどうなのよ、という疑問を持つ人もいるだろう。

そうした意味でこの本は有意義そうだが、多分邦訳は出ないような気がする。本の詳細についてはオライリーのページを参照くだされ。

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