最近の Twitter に対する注目の高さはすごくて、書籍に関しても海外では今年に入って Twitter 本が、使い方指南書から開発者向け解説書まで続々刊行されている。
個人的に驚いたのはオライリーから出たばかりの The Twitter Book というズバリなタイトルの本で、ティム・オライリー(@timoreilly)御大が筆頭著者である。
- 作者: Tim O'Reilly,Sarah Milstein
- 出版社/メーカー: Oreilly & Associates Inc
- 発売日: 2009/05/26
- メディア: ペーパーバック
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オライリーの本にティム・オライリーが著者として名前を連ねることはたまにあるが、筆頭著者となると(非売品の『Tim O'Reilly in a Nutshell』を除けば)実は初めてではないか? オライリーは Twitter Boot Camp というカンファレンスも主催するようで、お前どんだけ Twitter が好きなんだよ。
一方で日本で今年出た Twitter 本は一冊のみで、上記の盛り上がりとの落差を感じる。しかし、である。これまでにない Twitter 本が日本から生まれる可能性があるとワタシは考えている。
それは Twitter で生中継することを指す「Tsudaる」ムーブメントである(参考:Twitterでシンポジウム「生中継」 津田大介さんに聞く)。
ネタ元の津田大介さんの懸念をよそにこの言葉は広がりを見せていて、例えば昨日でも、ワタシの見ている範囲だけでも江渡浩一郎さん(@eto)、首藤一幸さん(@shudo)、あと(少しだけ)栗原潔さん(@kurikiyo)が、この言葉に言及しながらTsudaっていた。
濱野智史さんの「アーキテクチャの生態系 情報環境設計のその後」(@commudeture)の擬似実況共有も、「生中継プラットフォームとしての twitter」の実験の一つなのだろう。
このネタで一冊新書が書けるのではないだろうか。そう、『Tsudaる技術 twitterジャーナリズムの未来』みたいなタイトルで。
この本をものにしたら、動詞の "tsuda" は日本語圏をこえて広がり、津田大介の名前はインターネット史に残るだろう。言っておくが、ワタシは半分以上マジだ。
このアイデア、どこか検討してもらえないものだろうか。とりあえずアスキー新書あたりどうだろう。
- 作者: 津田大介
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2009/03/31
- メディア: 新書
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