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Googleのエンジニア管理の5つの失敗

O'Reilly Radar で知ったプレゼン資料だが、元 Google 社員の Piaw Na によるもので、Google は今なお信じられないくらい成功した会社であること、従業員が1500人だった頃は社員200人のスタートアップよりもアジャイルで政治的でなかったこと、現状においてもオラクルやシスコやマイクロソフトやアップルなどよりエンジニアにとって魅力的な会社である(ただそれが失敗を目立たせてしまう)こと、そして以下に挙げる5つの失敗ですべてではないし、トップ5でもないのを断った上で問題点を挙げている。

  1. 技術リーダー/マネージャ向けトレーニングがまずい(人数も足らなくて、3ヶ月チームリーダーに会わなかった人がいるほど)
  2. チームリーダーになるインセンティブがない(TLになっても一人の技術者として評価されるので仕事を手放さない、チームメンバーに悪影響)
  3. 正しく評価されることは報酬より重要なのに機能していない(同僚にボーナスを与えるシステムは良いがエンジニアの間ではあまり利用されていない)
  4. 2005年の雇用面接に関する制度変更が失敗だった(面接にはスキルが要るが、誰もが持ってるわけではないし、生産性に影響を及ぼす)
  5. 昇進に関し、派手な仕事が認知されやすく、地味な仕事だと評価されにくい

著者も書いているが、これは多かれ少なかれどの企業にもあてはまることではあるね。

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