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ビル・ゲイツのポール・アレンへの仕打ちはとっくに知られた話ではないのか?

何でこれが今頃ニュースになるのかよく分からなくて……いや、答えは「本が出たから」なのだろうが、この記事に書かれていることは Robert X. Cringely が5年前に Prisoner of Redmond で暴露済なのだが。当時ワタシもそれを紹介している。

マイクロソフトビル・ゲイツポール・アレンが共同で創業した会社であるが、ゲイツはアレンの MITS での副業を理由に所有する株式の割合を64対36と差をつけたというのだ(もちろんゲイツが64%)。しかし、MITS はマイクロソフトの当時唯一の顧客で、その絡みでアレンは雇われていたわけだから、ゲイツのがめつさが分かる。しかしそれ以上にすごいのは MS-DOS 2.0 の開発が山場を迎えていた頃の話である。当時ホジキン病で闘病中の身で DOS 2.0 の開発に心血を注いでいたアレンはある夜遅く、ゲイツスティーブ・バルマーの二人が、このままアレンが死んだら彼が所有する株式をどうやって取り戻そうかと相談する声を聞いたというのだ。

 心温まる話である。

さらばわれらがビル・ゲイツ

あと書き忘れていたのだが、ポール・アレンは実際にはホジキン病ではなかったらしい。

Idea Man: A Memoir by the Cofounder of Microsoft

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