二年近く前に「オープンソースアプリケーションのアーキテクチャの解説書が無料公開されている」で紹介した The Architecture of Open Source Applications だが、久しぶりにのぞいてみると、Volume II の公開が告知されている。
"Coming in spring 2012" とのことなので、作業に遅れがなければ今月中に公開されるということだろう。
前作も幅広いオープンソースアプリケーションについて書かれていたが、Volume II も GDB のような老舗、今をときめく Git をはじめいろんな OSS が取り上げられてるね。個人的には MediaWiki が一番興味あるが、意外なところでは、最近もオープンソース三部作の読み直しがプチブーム(?)になってた Eric S. Raymond の GPSd もリストに入っている。ネオコン的政治姿勢が如実になるとともにどんどん人望を失ったように(ワタシには)見える彼だが、2004年以降これの開発を引き継いでいたんだね。
そうそう、前作の日本語訳が id:takagimasahiro さんにより始められたはずだが、現時点での成果はどこに公開されているのだろう。
[2012年5月12日追記]:Volume II が lulu.com で発売され、ウェブにも公開されている。