『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』だが、言及を Twitter で見かけて嬉しくなったので紹介させてもらう。
https://t.co/VuHlpONH9h これ読みながら思っているのは、Lain的なもの、あるいは攻殻機動隊、Matrix的な、謎めいた自由媒体としてのインターネットというものは、思想以上に技術的に、最早、レトロフューチャー的ね、と。
— hajimemasite (@pn_hajimemasite) March 12, 2021
なるほどねぇ、もはや「レトロフューチャー」の域に達しているという見方もあるわけか。
「インターネットの自由という夢」に幻想持っている人はもはや少ないだろうが、『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』の追加コンテンツ「付録A インターネット、プラットフォーマー、政府、ネット原住民」では、その現状を踏まえた上でそれに抗する論を取り上げており、その一つにティム・ウーの(当時の)新刊の内容を取り入れているのだが、ここで彼の名前を挙げた理由は次のエントリを読んでください(笑)。
さて、これは『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』への反応ではないのだが、エゴサーチをしていて、Kindle 版が Amazon.com 本家をはじめ、日本以外の Amazon 各国版で普通に買えるのに気づいた。
考えてみれば不思議ではないのだけど、いや、やはりちょっと不思議な感じ。レビューの数が日本版よりも1個少ないのはどういう理屈だろう。
それはともかく、『This is Not the End of the Open Web』という英語題は著者の意図を反映したもの、というか正確に書けばこのタイトルの元ネタを踏まえたものだったりする。