『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』だが、その表題作である「もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて」で論じた非中央集権型のウェブについて考える上で、重要な提案が先週あった。
ITmedia や WIRED.jp でも記事になっている、ジャック・ドーシー Twitter CEO による、ソーシャルメディア向けのオープンで分散型の標準開発の支援表明である。
その支援先である BlueSky はウェブサイトひとつ持ってないようで、まだこの話がどれくらい現実的なインパクトを持ちうるか分からないところがあるのだが、まさかこの表明が Twitter の CEO から出るとは思わなかった。
さて、『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』への反応だが、先月に公開されていたこのブログエントリを見落としていて申し訳なし。
とは言うものの、最近は本当にインターネットらしいインターネットを「調べ物」と「個人サイトのRSS巡り」と「タイムラインから数クリック」に限定して久しく、ハッカー文化から連綿たる「理念としてのインターネット」話やガチのアングラ探索には適性が無いので、そのあたりはkzwmn氏などの仕事をたまに拾う程度、ぼんやり読んだ本書から思い返せば、はてブを見なくなったのもHagex事件のキツさが契機だったかと懐かしく、嫌味多めな情報社会論ばかりでは詮無くも、Vtuber文化まで予見した西垣通『聖なるヴァーチャル・リアリティ』だけは、今自分が生きている現実に疑問を抱くたび、つい再読してしまいます。
10月雑記(寺山、ラカン、天使主義) - おしゃべり!おしゃべり!
いずれにしても読んでいただくだけでありがたいことです。
これを読まなきゃと思って、だいぶ経つ。
— ま@剣 (@__manimu__) December 11, 2019
もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来 - 達人出版会 https://t.co/1tjJX9MjGG
そういうわけで、いつだって、今からだって読んでくださっていいですのよ? 一言でも感想も書いていただければ、なおありがたい。