実は一昨年末にこのエントリを書いた後に、オライリー・ジャパンの田村さんから連絡をいただいており、いずれは出るだろうと確信していたが、邦訳『すべてを電化せよ! 科学と実現可能な技術に基づく脱炭素化のアクションプラン』が来月刊行されるのを知る。
この本のメッセージはタイトルを読めば一目瞭然だが、気候変動問題の解決策として「すべてのエネルギーを電化する」ことを提案し、その具体的な行動計画を解説する書籍ということですね。
問題は、原書が刊行されて間もなく始まってしまったロシアによるウクライナ侵攻に起因するエネルギー供給問題が現出した後も、この本の主張が妥当性を持っているかなのだけど、それは読んでのお楽しみですね。
彼の講演で日本語で読めるものとなると、いずれもかなり古いが、「日々の発明」と「未来の再生可能エネルギーとしての凧」という2つの TED 講演がある。