WirelessWire Newsで「ウェブをますます暗い森にし、人間の能力を増強する新しい仲間としての生成AI」を公開。
今回はタイトルをどうしようか悩んだ挙句、「星が暗い森へ帰るように」という意味不明のフレーズが浮かんでひとりで大笑いしてしまったのだが、またタイトルで編集長にボツくらうのがイヤなので穏当にさせてもらった。
今回も一般的な基準で言えばまだ長すぎるのだろうが、一つの文章に数回分の内容をぶち込むのをやめて、なんとか直線的に読める長さに収めた。
マギー・アップルトンの見立てでは、ウェブがますます暗い森になって人がいなくなり、自分が人間であることを証明する「逆チューリング・テスト」が必要になる一方で、オフラインで顔を合わせる価値が上がるのではということだが、それはワタシのように地方在住の非実名雑文書きとしては嬉しくない話なんですよ。ただそれはワタシの事情でしかないので、飽くまで本文では触れなかった。
あと、「黒暗森林」と「暗黒森林」のどちらが正しいかについては、『三体』の訳者である大森望さんのツイートが参考になる。今回引き合いに出したのは『三体II』なので「黒暗森林」にすべきだよなとなりました。
ケイト・ダーリングの本は「邦訳の刊行が期待されるのに未だ出てないのが残念な洋書10冊」にも含めているが、やはり邦訳出ないのかなぁ。
そして、文章のはじめのほうで名前を出したヤンシー・ストリックラーだが、彼の本のカタパルトスープレックスでの書評を読み直し、これも邦訳が出なかったのを改めて残念に思った。