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YAMDAS更新、もしくはオンラインゲームの世界で武器よりも危険なもの

Technical Knockout音楽のない世界を追加。Edward W. Felten の文章の日本語訳です。

Ed Felton の文章を訳すのは無線パスポートというダメなアイデア以来になる。

さて、少し前にDRMと音楽研究という文章を訳したが、ただただしさんが電網”Tech人”ニュースウォッチで取り上げてくださった以外はほとんど話題にならなかった。でも、これは重要な問題だと思うんだけどね。今回翻訳した文章は少し位相がずれるけど、根は同じだと思う。権利に気を遣いすぎると自由が失われるだけでなく、音楽そのものが流通しなくなってしまう。

まあ、まだ読んでない人は津田大介さんの『だれが「音楽」を殺すのか?』は読んでおきましょう、ということで。この本は CCCD 後の現在においても価値を有している本である。読書記録を書こう、書こうと思いながら結局書けなくて残念である。

だれが「音楽」を殺すのか? (NT2X)

だれが「音楽」を殺すのか? (NT2X)

Yahoo!が従業員向けブログガイダンス公開

旧聞に属するが、Jeremy Zawodny の Yahoo! Employee Blog Guidelines: The official version and my own adviceYahoo! 従業員向けのブログガイダンスの存在を知る。

「AppleやGoogleもブログをやるべき理由」Yahoo!ブログ界との仲介役を果たしていると評された Jeremy Zawodny や Russell Beattie は執筆には携わってないものの、チェックは入れているみたい。

問題のガイドラインの PDF ファイルをざっと見たが、基本的には Yahoo! 従業員としての自覚を忘れず自分の発言には責任を持てよというまっとうなものであった(ワタシが読み落した面白いポイントがあったら教えてください)。最近では企業における情報セキュリティ教育が盛んだが、こうしたガイドラインもその一貫に組み込むべきだと思うのだが。

ローレンス・レッシグ講演「オープンソースの誤解を解く」

これも旧聞に属するが、今年4月に開かれた OSBC 2005 における Lawrence Lessig 教授の講演 Clearing the Air About Open Source の音声が IT Conversations に登場している。

一時間以上にも及ぶ講演なので全部聞くのは大変だが、レッシグ教授は分かりやすい口調で話すし、OSBC のサイトでプレゼンの PDF ファイルはダウンロードできるので、それとあわせて聞くとよいのではないか。

そうそう、この黒バックに白文字はレッシグの定番だが、白文字のフォントをもっとでかくすれば高橋メソッドになる……わけでもないのかな。

あとこの音声ファイルはクリエイティブ・コモンズサンプリングライセンスが適用されるので、それに従えば自由に二次加工可能。

あとレッシグ教授は最近、著作権などとはまったく関係のない話で訴訟を起こしたが、訴えた内容の通りだとすれば、まったく痛ましいとしかいいようがなく、また彼がそのつらい経験を乗り越え、素晴らしい仕事をなす世界的な法学者の一人になったことに深い敬意を払いたい。

IP電話を狙うスパムをSPITと呼ぶらしい

日経コミュニケーションを見て驚いたのだが、最近では IP 電話にもスパムが来るらしく、それを SPIT(SPam over Internet Telephony)と呼ぶそうだ。

調べてみると、なんだワタシが知らなかっただけで、昨年からとっくに話題になってたようだ。google:SPIT IP電話

あと余談だが、IT用語辞典 e-wordsスパムの項における、

レストランに夫婦が入ってきてメニューを選んでいると、近くに座っているバイキングの一団が「SPAMSPAMSPAM!」と大声で歌いだす。次第に店員も「SPAM」を連呼しだし、最初は嫌がっていた夫婦も最後には屈してSPAMを注文せざるを得なくなる、という筋書き。

という筋解説は、まるっきり間違いではないが、明らかにモンティ・パイソンを見たことのない人が書いたものなのでそのままコピペしないほうがよいでしょう。

ならば正確にはどうなのか知りたい方は、スクリプトを読むか『空飛ぶモンティ・パイソン』を実際に見ていただくのがよいかと。

空飛ぶモンティ・パイソン VOL.4 [DVD]

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59人のブロガーを取り上げるドキュメンタリー映画制作始動

Micro Persuasion によると、John Hart という元ハリウッドのエグゼクティブさんがブロゴスフィアを代表する59名のブロガーさんたちを題材としたドキュメンタリー、名づけてブロギュメンタリー(Blogumentary)なるものを作るそうだ。59Bloggers.com - The Movie とな。ホントかね。第一、映画になるのかねぇ。

参加を承諾したブロガーさんのリストを見ると、エスター・ダイソンローレンス・レッシグといったブログなしでも著名人な方、David WeinbergerRobert Scobleグレン・レイノルズEvan Williams といった古参ブロガー・有名ブロガー、そしてもちろん『ウェブログ・ハンドブック』Rebecca Blood も入っている……………おい、Dave Winer が入ってないぞ! ヤバいって、お前。声かけてないのか? また怒るぞ、拗ねるぞ、ひねくれるぞ!

追記:……と書いてアップロードしてサイトを見直すとちょうどノミネーションを締め切ったみたいで、どのページにアクセスしてもサイトのトップに飛ばされますな。

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