当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS

『No1 in HEAVEN』Vol.3発売記念! 安田理央氏の1992年ゴールドマン原稿発掘

安田理央id:rioysd)責任編集による SUPER INDEPENDENT ADULT DVD MAGAZINE No1 in HEAVEN Vol.3 が発売とのこと。

その安田さんの土曜朝の tweet を見てふと思い出したことがあり、やりとりした。

おれは日本で唯一のゴールドマン研究家ですよ! RT @kiichiro: No.1 in Heaven vol.3 安田さんゴールドマンが好きすぎる(笑) 今号は傑作だと思います。二村さんの「女装美少年」がなんかむらむらする!

http://twitter.com/rioysd/status/10746610149

安田さんが昔ロキノンのカルチャー欄に書かれたゴールドマン原稿覚えてますよ! RT @rioysd: おれは日本で唯一のゴールドマン研究家ですよ! RT @kiichiro: No.1 in Heaven vol.3 安田さんゴールドマンが好きすぎる(笑)

http://twitter.com/yomoyomo/status/10748491200

書いた書いた。すごい昔。まだコピーライターやってた頃だ。RT @yomoyomo: 安田さんが昔ロキノンのカルチャー欄に書かれたゴールドマン原稿覚えてますよ! RT @rioysd: おれは日本で唯一のゴールドマン研究家ですよ!

http://twitter.com/rioysd/status/10748585651

はい、そういうわけで1989〜2004年まで読者だった rockin' on の思い出の文章を紹介する「ロック問はず語り」をひさびさにお届けする。

今回調べたところ、ワタシが覚えていた安田理央さんの原稿は、1992年8月号(p.125)に掲載された「ゴールドマンをほめよ 日本映像界を挑発する謎の尖鋭的AV監督」だった。1992年って20年近く前だ!

ワタシがこの文章を覚えていたのは、正面から AV を論じた文章がロック雑誌に載るのは当時珍しく、新鮮だったからだろう。「ゴールドマンをほめよ」というタイトル通りのゴールドマン賛歌で安田さんは書いている。

「現在の日本においてポップなのは、ロックよりもマンガだ」なんていったのは誰だったか。全く正論だと思った。そしてロックよりもアナーキーなのがアダルトビデオだ。そして今、様々な理由によりアダルトビデオは死のうとしている。それは「ロックが死ぬ」以上に現実的な話だ。

それから時は流れ、安田さんは『エロの敵』を書き、No1 in HEAVEN というメディアを立ち上げた。そして、かつてロキノンの一読者だったワタシは安田さんとやりとりをしている。これは予想しなかった未来だ。

エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること (NT2X)

エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること (NT2X)

ジョエル・スポルスキー最後のメッセージとMercurialの話続き

こないだ Joel Spolsky によるMercurialチュートリアルの話を書いたが、その Joel 先生のブログ最後のエントリ(技術エッセイとしては)もやはり Mercurial の話題だった。青木靖さんがあっという間に「分散バージョン管理で間違いないって、ベイビー」と翻訳を公開している。青木靖さんの仕事はいつもそうであるが、素晴らしい。

さて、前回のエントリには、日本で唯一の Mercurial 解説本の著者である藤原克則さん(id:flying-foozy)自身に、Bryan O'Sullivan の『Mercurial: The Definitive Guide』の日本語訳を公開していることを教えていただいた。

ワタシ自身は未だ CVSSubversion しか仕事で使ったことがないのだが、周りでも一部 Mercurial 採用の動きがあったりするので、いい加減分散バージョン管理について理解してないといけないな。

CCライセンス音楽配信サービスMagnatuneが定額制に移行

Creative Commons BlogBoing Boing で取り上げられているが、CCライセンスの音楽配信サービスである Magnatune が、ビジネスモデルの変更を発表している。

具体的には CD の販売を止め、月15ドルで無制限にダウンロード、ストリーミングが可能な会員制に一本化するということだが、実はワタシが以前 Magnatune を取り上げた「オープンミュージックビジネスの挑戦」の時点でその方向性は語られてたんだよね。

当然 DRM フリー、CC ライセンスの採用といった基本線に変更はない。定額制サービスの試金石となるか。Jamendo もそうだけどこういうサービスには頑張ってサバイブしてほしいところ。

『彼と結婚しなさい──ミスター無難と身を固める理由』はアメリカ版婚活本?

この記事で紹介されている『彼と結婚しなさい──ミスター無難と身を固める理由』ってすごいタイトルだが、これは飽くまで原書の直訳であり、このような邦題の本が刊行されたわけではない。

Marry Him: The Case for Settling for Mr. Good Enough

Marry Him: The Case for Settling for Mr. Good Enough

この著者の Lori Gottlieb は、笑いと皮肉たっぷりにドットコム企業崩壊の理由を明かす暴露本の著者でもある人だが、新刊は日本における「婚活本」と割と近いテイストなのかどうか。彼女は、多くの女性が愛を見つけられない理由は、表面的なあら探しばかりしているからだと主張する。そして彼女はフェミニズムの悪影響を語る。

 ゴットリーブは誰を非難しているのか。「こう言うと嫌われることは分かっている」と、彼女は書く。「でもフェミニズムは完全に私の異性関係を駄目にした」

フェミニズムに批判を向けるローリ・ゴットリーブを、この記事の著者ジュリア・ベアードは激しく批判している。しかし、元からフェミニストではないワタシから見れば、どっちもどっちというかフェミニズムがどうであれ結婚できてない現実は同じだろ? と醒めた目で見てしまうのだが。

まぁ、ワタシも同じく結婚できてないアラフォー(笑)という点では同じだけどな!

エリック・アイドルが『Monty Python's Spamalot』の映画化に着手

こないだ『Not the Messiah』の劇場上映を取り上げたとき、Monty Python's Spamalot ともども DVD 化されないものかと書いたのだが、エリック・アイドルは映画化の準備を進めているらしい。

しかし、『Spamalot』は元々『ホーリー・グレイル』のミュージカル化なわけで、それが映画化なんてそんな例あったかねと思ったが、考えてみれば今公開中の『NINE』がそうで、あれはフェデリコ・フェリーニの『8 1/2』にインスパイアされたミュージカルの映画化だよね。

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2023 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)