yomoyomoの読書記録に小林恭子、白井聡、塚越健司、津田大介、八田真行、浜野喬士、孫崎享『日本人が知らないウィキリークス』を追加
この本については「Wikipediaがプラットフォームになるのを妨げているもの」で既に取り上げているが、読書記録も書いてみた。ジュリアン・アサンジがインタビューで絶対的透明性と相対的透明性の間をいったりきたりしているように見えたという浜野喬士氏の指摘は、それに書いた透明性の話とつながるものだろう。
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yomoyomoの読書記録に小林恭子、白井聡、塚越健司、津田大介、八田真行、浜野喬士、孫崎享『日本人が知らないウィキリークス』を追加
この本については「Wikipediaがプラットフォームになるのを妨げているもの」で既に取り上げているが、読書記録も書いてみた。ジュリアン・アサンジがインタビューで絶対的透明性と相対的透明性の間をいったりきたりしているように見えたという浜野喬士氏の指摘は、それに書いた透明性の話とつながるものだろう。
前回の更新で取り上げるのを忘れていた。
ワタシも「自由の彼方の変わることなき独占? ティム・ウーの新刊『The Master Switch』」で取り上げたコロンビア大学ロースクール教授 Tim Wu が FTC のアドバイザに就任とのこと。
彼のような俊英を抜擢し、「消費者保護」「競争」「法」「技術」の交叉する要職にあたらせるところはさすがだなぁと思った。
そういえば彼の新刊『The Master Switch』について、『フリー』や『シェア』の仕掛け人である松島倫明さんは「たしかスルーしてしまった」と書かれていたが、邦訳は出るのかしら。
The Master Switch: The Rise and Fall of Information Empires (Borzoi Books)
コリィ・ドクトロウが新刊を誉めていたので興味を持ち、著者の Jane McGonigal を調べてみたら、既に Wikipedia に項目ができていた。著名なゲームデザイナーにしてゲームの研究者でもある。gamification.jp にある講演のレポートが日本語で読める良い資料だろう。Gameful とな。
さらに調べてみたら TED の講演「ゲームで築くより良い世界」が日本語字幕付きで読めるではないか。青木靖さんは偉大だ。
この講演の冒頭で彼女は、自分がオンラインゲームを作って10年になること、そして次の10年の目標は、現実で世界を救うことをオンラインゲームで世界を救うのと同じくらい簡単にすること、と宣言している。講演もゲームの効用をビシバシ主張するもので活きがいい。
先月刊行された『Reality is Broken』は彼女にとって初の単著になる。果たしてこちらの邦訳は出るかどうか。
Reality Is Broken: Why Games Make Us Better and How They Can Change the World
いやー、こういうリストを見ると自分が観てない映画がいくらでもあるのを思い知らされる。観たことあるのって『第三の男』、『トレインスポッティング』、『バリー・リンドン』、『ライフ・オブ・ブライアン』、『未来世紀ブラジル』だけだ。
こういうリストは何を選んでも不満が出るもので、個人的にはキューブリックは『バリー・リンドン』より『時計じかけのオレンジ』だろとか(あれって完全なイギリス映画だよね?)、コメディー映画がモンティ・パイソンしか入ってないのはどうか、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』や『フル・モンティ』あたりが入ってもいいんじゃないかとか言いたくなるが、まずは未見の名作を観ないとね。
HP が世界的なマーケティングキャンペーン HP Everybody On を始めるにあたりグラミー賞放送中に流したテレビ CM にルー・リードの代表曲「ワイルドサイドを歩け(Walk on the Wild Side)」が使用されたという。果たしてここから WebOS の反抗が始まるのか?
マジかよ! と動画を見たら、本当だった。HP の公式 YouTube チャンネルで公開されている。
ナレーションも彼の声っぽいのだけど、こちらは別人が似せて喋っているだけかも。
「ワイルドサイドを歩け」は過去にもホンダのテレビ CM に使われたことがあるが(これもアメリカの話ね)、やはり驚くな。
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