ワタシにとって青山正明とは、何といっても名著『危ない薬』の著者である。これが本当に素晴らしい本で、この本から得たものは多いが一つだけあげるなら、ワタシはこの本から健康法、具体的には風邪への対処法を会得したというのがある。いや、冗談ではなくてホントに。
「K氏の病気自慢は老後の楽しみに取っておく日記」に面白い記述を見かけた。
「自殺されちゃった僕」(吉永嘉明)に青山正明氏が自信をなくしたときに「山形浩生と柳下毅一郎にはかなわねえよ」と愚痴っていたという記述があってへーと思った。
ワタシが面白いと思ったのは、『危ない薬』のことを知ったのが、山形浩生の書評だったからだ。CUT を立ち読みしてこれは面白そうだ、買ってみようと思ってたら、大学のサークルの部室にこの本が置いてあり、目利きがいるものだと驚いたものである。もう十年以上前になるのか……
青山正明がどういう文脈で二人の名前を出したのかは分からない。『自殺されちゃった僕』を読んでみようかな。