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『ヤバい社会学』の翻訳を断った山形浩生の審美眼が分からない

シロクマ日報を読んで『ヤバい社会学』という本を知る。すごく面白そうだ。

ヤバい社会学

ヤバい社会学

『ヤバい経済学』路線を狙いすぎな邦題だが、実際この本は『ヤバい経済学』に関係しているのだから、許容範囲内か。

「週刊ビジスタニュース」の1月28日配信分を読んでいたら、山形浩生がこの本の翻訳を打診されて断った話を書いている。

今週ウェブに公開されるだろうから(2月5日追記:公開されている)、その理由はそちらで読んでいただくとして、山形浩生も「この本がおもしろいのは事実」、「一読が抜群におもしろいものであることは保証する」と『ヤバい社会学』が面白い本であることを認めている。

さて、先月末山形浩生ら翻訳による『ぼくたちが考えるに、』が刊行されている。

ぼくたちが考えるに、-マスコラホ゛レーションの時代

ぼくたちが考えるに、-マスコラホ゛レーションの時代

この本について山形浩生は以下のように書いている。

ウェブ2.0 の話だけれど目配りはもっと広い。その一方で、付け焼き刃で勉強した印象があり、全体に浅い。

Books that I wrote/translated

山形浩生がどの本を訳そうが、自分が翻訳した本をけなそうが勝手だが、ワタシだったら「付け焼き刃で勉強した印象があり、全体に浅い」本じゃなくて「一読が抜群におもしろいものであることは保証」できる本を訳すけどね。

もちろんタイミングなど諸々の事情があってのことだろうけど、端から見る限りちょっとアレだ。

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