ワタシの音楽原体験は YMO とクイーンで……という話を八木の野郎にしたところ、「だっせぇ!」と言われたことを未だ根に持っているのだが、それはさておき21年前の高橋幸宏のオールナイトニッポン最終回&その一つ前の回を録音したテープをみやのさんに MD に落していただき、感涙にむせびながら聞いているわけだが、これまたおれカネゴンさんのところで知ったこのページは知らない話が多くて面白かった。
YMOの英語歌詞にピーター・バラカンが関わっていたというのは当然知っていたが、こんな余裕のない状態で作られていたとは。氏が「客観的に考えると気が遠くなるようなこの作業をよく引き受けたと、いま思います」という通りである。
ワタシが一番好きな YMO のアルバムは、「最後の最後に英詞に戻り、当時のメンバー各々の趣味性を素直に表した、最後のスタジオ作品」である『サーヴィス』である。これを挙げる人はほとんどいないだろうが、何よりリアルタイムに聴いたアルバムというのがあるし、当時まだ子どもだったので、三宅裕司率いるスーパー・エキセントリック・シアターのパートが素直に楽しかったというのもある。スネークマンショーと比べて難癖をつけるのは野暮というものだ。