以前「はてな原稿料出し」という文章を書いたことがあるのだが、再び原稿料の話題を取り上げるのは、先ごろブログを特集した人文系雑誌の原稿料について執筆者のお一人に聞く機会があったからだ。
要はその原稿料が安かったということなのだが、いずれは朝日新聞が連載小説をブロガーに依頼するような時代になりますからそれで元が取れますよ、と適当なことを言って笑いあったものである。しかし、突っ込みどころ満載のエロ小説が堂々と朝刊に載るご時世、連載小説として朝日新聞に『電車男』、読売新聞に『実録鬼嫁日記』、日本経済新聞に――となってもおかしくない……わけは全然ないか(笑)。第一、小説じゃないし。
竹熊健太郎が原稿料の話を書いているが、技術系の雑誌などでも事情は似たようなものらしい。個人的な経験で言うと、ソフトバンクパブリッシングは雑誌、書籍ともその辺についてすっきりとまっとうな応対をする印象がある。ただ、ワタシの場合仕事の絶対数が少ないので参考にはならない。