これを読んで思い出したのは、Internet Week 2004 の Web & Internet Application Day の SNS セッションで、キヌガサを作られている方が、ファンサイトのコミュニティに SNS のシステムを導入といった例を紹介していたと思うが、SNS システムを切り出してコミュニティに外販することでビジネスにするところまでちゃんと見えている感じだった。
折角引き合いに出したので件の SNS セッションの感想を今更書いておくと、前述のキヌガサの上田澄博さんにはなかなか「できる人」という印象を持った。あの会社がその優れた人材を十全に使いきっているのかは分からないが。
またそのセッションに先立ち、たださんやかずひこさんとの昼食をご一緒した際に話した TypeKey の仕組みを SNS に利用するという話を、ズバリ竹中直純さんがされていて、またそれ以外の話でも竹中さんの天才ぶりを確認できて気分が高揚したのを覚えている。彼がてがける recommuni のシステムの不備については昨年いろいろ言われたが、これについても当方は recommuni の利用者ではないのでなんともいえない。
もっとも TypeKey の仕組みがソーシャルネットワークに使えるというのは発表当初から言われていたことなのだが、2005年になって ishinao さんの試みや Hiki のプラグインなどブログ以外にも TypeKey が広まり出した印象がある。