うーん、期待したほどじゃなかった。
脚本が『女優霊』、『リング』の高橋洋で、予告編をみるとその系統のホラーかサイコサスペンスにしかみえないのだが実際は……というのは、ワタシを含め本作を観る人は大方事前に承知しており、そのデタラメさ加減はよいのだが(レオタード姿で踊る大杉漣!)、ディティールがちょっと陰気過ぎてイヤだった。
ワタシは本作の続編的作品である『血を吸う宇宙』を先に観ているのだが、こっちの方がハナから飛ばしまくっていて、また全体的に後味良く楽しめたなぁ。自称 FBI の二人組が特に。考えてみれば阿部寛のコミカルな役が様になってきたのはこのあたりからじゃないのかな。
本作の見所は……カルト女優三輪ひとみが前と後ろから犯されるところになるんですかね、やっぱり。