ワタシがこの文章で一番興味深かったのは話の本題ではなく(失礼)以下のくだり。
Windows XP には、まだ私が Windows95 で書いたコードが沢山残っている。当然、Longhorn においてもそうだろう。
へーっ、Windows XP には Windows 95 のソースコードがたくさん残っているのかぁ。意外な感じもするがそうでもないのかな。もっとも「沢山」というのがどの程度なのかというのはあるのだが。
このブログの作者である Satoshi Nakajima 氏のプロフィールを見ると、
本社に移籍し、次世代OSのユーザーインターフェイスの設計に関わる。当初 OOSH(Object Oriented Shell)と呼ばれていたグループは、後にCairoプロジェクトに吸収される。途中で上司(Jim Allchin)と喧嘩をして、敵対するグループ Chicago に移り、Cairoで作りたかったものを Windows95 という形で世の中に出す(結果、Cairoプロジェクトはその時点でキャンセル)。
とのことで、「ユーザーインターフェイスの設計」ということは GUI 周りのコードということだろうか。ふーむ。
さて、さらに本題とはずれるのだが、上で引用したあたりは、G・パスカル・ザカリーの名著『闘うプログラマー』の後日談にあたる部分なんですね。気になって『闘うプログラマー』を読み出したら止まらなくなっちゃった。昔読書記録を書いたこともあるが、これは本当に無茶苦茶面白い本である。どのページから読み始めても、どこまでも読み続けることができる。
- 作者: G.パスカルザカリー,G.Pascal Zachary,山岡洋一
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カトラーは端から見る限り長らくセミリタイア状態に見えたが、最近は Windows の64ビット化に携わっていたようですな。