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邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2014年版)

考えてみればこの企画をやるのも4回目なんやね(2011年2012年2013年)。今年もやらせてもらう。

例年この更新を行うとともにゴールデンウィークに入り、しばらく更新を休んでいたが、今年の場合ワタシにはゴールデンウィークがなかったので、少し時期がずれてしまった。

それではおよそ20冊どうぞ。ワタシの調べが知らず、既に邦訳が出ていたら教えてください(邦訳が出るよ、という情報も歓迎)。

Joe Kutner『The Healthy Programmer: Get Fit, Feel Better, and Keep Coding』

これは絶対プログラマに受ける話題だと思うのだが、フィジカルに関わるものなので、本の内容がアメリカ人仕様に最適化されすぎていると、日本人には当てはまらない話になってしまうかもしれんね。

ジャロン・ラニアー(Jaron Lanier)『Who Owns The Future?』

WirelessWire News における「情報共有の未来」ブログ復活の記念すべき第一回に紹介させてもらった本だが、ワタシの知名度のなさのため、今のところ邦訳刊行にお役には立てておらず申し訳なし。厳しい内容だが、邦訳の価値がある本だと思うのだが。

Who Owns The Future?

Who Owns The Future?

  • 作者:Lanier, Jaron
  • 発売日: 2013/03/07
  • メディア: ハードカバー

Who Owns the Future? (English Edition)

Who Owns the Future? (English Edition)

Ethan ZuckermanRewire: Digital Cosmopolitans in the Age of Connection

この文章でも予言した通り、邦訳は出てませんな(笑)。しかし、「ガラパゴス化」なんて言葉が呪詛のように使われる日本に必要な視点を持った本だと思うんだけどね。

Rewire: Digital Cosmopolitans in the Age of Connection

Rewire: Digital Cosmopolitans in the Age of Connection

danah boyd『It's Complicated: The Social Lives of Networked Teens』

この本の場合、彼女のサイトで日本語訳の刊行が予告されているのでここで取り上げる必要はないのだが。彼女の本が邦訳されるのは初めてだからめでたい。

It's Complicated: The Social Lives of Networked Teens

It's Complicated: The Social Lives of Networked Teens

  • 作者:boyd, danah
  • 発売日: 2014/02/25
  • メディア: ハードカバー

モリッシー『Autobiography』

原書はいきなりクラシック扱いされるくらい評価されていたし、モリの自伝ならいずれ邦訳は出ると思うのだが、ちょっと時間がかかりそうな気がする。

モリといえばようやく新譜が出るようで、今更彼に身を切るような表現は求めないが、充実したアルバムであってほしいね。だって、彼の新譜ならワタシは結局買うのだから。

Autobiography (Penguin Modern Classics)

Autobiography (Penguin Modern Classics)

  • 作者:Morrissey
  • 発売日: 2013/10/29
  • メディア: ペーパーバック

Anthony M. Townsend『Smart Cities: Big Data, Civic Hackers, and the Quest for a New Utopia』

これはウェブサービスのトレンドと都市論をつなぐ、すごく良いポイントをおさえた本の予感がするのだが、どこか邦訳出しませんかね。

Smart Cities: Big Data, Civic Hackers, and the Quest for a New Utopia

Smart Cities: Big Data, Civic Hackers, and the Quest for a New Utopia

マルコム・グラッドウェル(Malcolm Gladwell)『David and Goliath: Underdogs, Misfits, and the Art of Battling Giants

今やベストセラー作家(Wikipedia 日本語版にページがないのは恥ずかしい)のマルコム・グラッドウェルの本だから、今ガリガリ作業が進んでいるのだろうが、また勝間和代訳なんでしょうか。

David and Goliath: Underdogs, Misfits and the Art of Battling Giants

David and Goliath: Underdogs, Misfits and the Art of Battling Giants

Questlove『Mo' Meta Blues: The World According to Questlove』、『Soul Train: The Music, Dance, and Style of a Generation』

変則的に二冊取り上げているが、それにしてもクエストラブの仕事量はすごいね。しかも、エルヴィス・コステロとの共演作に続く、本業の The Roots のアルバムもあと数日で出るというのだから恐れ入る。

新譜のほうは一足先に全曲試聴したが、正直うーんという出来だった。彼らのアルバムはちゃんと買うので、じっくり聴いたら印象が変わってほしいところ。

エストラブの自伝のほうはともかく、ソウル・トレイン本は資料的価値がありそうなのだが。

Mo' Meta Blues: The World According to Questlove

Mo' Meta Blues: The World According to Questlove

Soul Train: The Music, Dance, and Style of a Generation

Soul Train: The Music, Dance, and Style of a Generation

  • 作者:Questlove
  • 発売日: 2013/10/22
  • メディア: ハードカバー

And Then You Shoot You

And Then You Shoot You

  • アーティスト:Roots
  • 発売日: 2014/05/16
  • メディア: CD

ロバート・スコーブル(Robert Scoble)、シェル・イスラエルShel Israel)『Age of Context: Mobile, Sensors, Data and the Future of Privacy』

一生懸命書いたのだけど、ワタシの文章はこの本の価値を十分伝えてないかもしれない、と後に IoT 関係の文章を読んでいて、この本のことを思い出したときに思ったりした。

Age of Context: Mobile, Sensors, Data and the Future of Privacy

Age of Context: Mobile, Sensors, Data and the Future of Privacy

トム・スタンデージ(Tom Standage)『Writing on the Wall: Social Media - The First 2,000 Years』

これは著者の『ヴィクトリア朝時代のインターネット』(asin:4757102992)に続く本になりそうだね。『謎のチェス指し人形「ターク」』もなかなか面白い本だったが、これも邦訳出るんじゃないかな。

この本についての詳しい情報は著者のブログをどうぞ。

Writing on the Wall: Social Media - The First 2,000 Years

Writing on the Wall: Social Media - The First 2,000 Years

  • 作者:Standage, Tom
  • 発売日: 2013/10/10
  • メディア: ペーパーバック

ブルース・シュナイアー『Carry On: Sound Advice from Schneier on Security』

さすがに『Liars & Outliers』のときと違い、これの邦訳は期待できないか。しかし、エドワード・スノーデンによる暴露以降、シュナイアーの発言への注目度があがった感じがする。

Carry On: Sound Advice from Schneier on Security

Carry On: Sound Advice from Schneier on Security

  • 作者:Schneier, Bruce
  • 発売日: 2013/12/16
  • メディア: ハードカバー

Evgeny Morozov『To Save Everything, Click Here: Technology, Solutionism, and the Urge to Fix Problems that Don't Exist』

一貫してネットのダークサイドを論じてきた人で、ワタシ自身は必ずしもその論に与するわけではないが、こうしたテクノディストピア論もちゃんと紹介しなければならないと思うわけよ。

asin:B00B3M3X2G:detail

Harold Bronson『The Rhino Records Story: Revenge of the Music Nerds』

これ洋楽マニアなら絶対楽しめる本だと思うのよね(この人種でライノのお世話にならなかった人などいない!)。やはり原書を読む時間がとれんので、誰か訳してくれんものか。

The Rhino Records Story: Revenge of the Music Nerds

The Rhino Records Story: Revenge of the Music Nerds

  • 作者:Bronson, Harold
  • 発売日: 2013/10/22
  • メディア: ハードカバー

Brett Goldstein、Lauren Dyson『Beyond Transparency: Open Data and the Future of Civic Innovation』

Data Journalism Handbook のときもちょっとそう思ったが、ウェブに全文が無料公開されている書籍は、逆に翻訳しようという力が働かない気がするんだよね。最近は特に。Beyond Transparency もまた然り。

Beyond Transparency: Open Data and the Future of Civic Innovation

Beyond Transparency: Open Data and the Future of Civic Innovation

Ben Horowitz『The Hard Thing About Hard Things: Building a Business When There Are No Easy Answers』

失礼ながら、ベン・ホロヴィッツというと、マーク・アンドリーセンと一緒に会社やってる人としか認識してなかった。それだけ我々の世代にはマーク・アンドリーセンが有名すぎるということだが、スタートアップをやり通す困難さとそれへの立ち向かい方について書かれた本書については良い評判ばかり聞くので、既に邦訳作業が進んでることを願うばかり。

Kate Hartman『Make: Wearable Electronics: Design, Prototype, and Wear Your Own Interactive Garments』

関係ないが、オライリー・ジャパンについて不満に思うことがあったので書いておく。

オライリー・ジャパンにはオラの村というブログがあったのだが、気が付くととっくに更新を停止しており、いろんな情報は O'Reilly Japan Community Blog のほうに移ったようで、こちらを RSS リーダに入れてなかったワタシは、オライリー・ジャパンから無料公開されている電子書籍などの情報を取り損なっていた(新刊情報ページにも載らないので)。

何か事情があって場を移すならそれでいいので、ちゃんとオラの村のほうにもアナウンスをしてほしかった。

Biz Stone『Things a Little Bird Told Me: Confessions of the Creative Mind』

そういえばこないだ津田大介さんに会ったときも「最悪の読後感だった」と『ツイッター業物語』(asin:4532319331)のことを評していたが、ワタシも早く読まんとな。ビズ・ストーンの邦訳もじきに出るんじゃないかな。

Things a Little Bird Told Me: Confessions of the Creative Mind

Things a Little Bird Told Me: Confessions of the Creative Mind

  • 作者:Stone, Biz
  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: ハードカバー

Things A Little Bird Told Me

Things A Little Bird Told Me

  • 作者:Stone, Biz
  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: ペーパーバック

Things A Little Bird Told Me (English Edition)

Things A Little Bird Told Me (English Edition)

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