おおっ、やはりモンティ・パイソンの『ライフ・オブ・ブライアン』が一位か! リストを見ると、同じくパイソンの『ホーリー・グレイル』(asin:B00005R0RO)が6位、クリーズ師匠の『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(asin:B000666T26)が22位に入っている。最優秀シットコムが『フォルティータワー』なら二冠達成だったのに2位とは残念。
個人的にはパイソン映画では『ホーリー・グレイル』の壮絶なアンチクライマックスさ加減も好きなのだが、やはり英語圏では『ブライアン』が圧倒的だろうな。特にラストのコメディ映画の……あー、ワタシがどうこう書くよりみかこさんの文章を引用しよう。
この映画のラストシーンのシュールなおかしさ。そして「人生なんて所詮こんなもんやし、笑わな損やで」みたいな諦念まみれの、しかし感動的と言ってもいいほどの暖かなヒューマニティー。
しかし、だよ。この映画について書くとやはりこの話になっちゃうのだが、『ライフ・オブ・ブライアン』の日本版 DVD が出ないというのは文化的損失やで。
この映画の「諦念まみれの、しかし感動的と言ってもいいほどの暖かなヒューマニティー」を象徴するのがラストに歌われる "Always look on the bright side of life" なわけで、ポジティブなブログをやるからこの曲をテーマ曲になんてことを言い出す手合いを見ると、『ブライアン』を観たことないんだなと複雑な気分になるのだけど、実際観れないんだから仕方ないか。