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バイノーラル録音とルー・リードとパール・ジャム

おー、バイノーラル録音の話か。久しぶりにその名前を聞いたよ。

バイノーラル録音Wikipedia のページはなんか専門用語が多すぎてちょっとついていけないのだが、原理を説明すれば、なるほど、これは理に適うというか、すごく臨場感のある音が録れそうに思える。

ロック界においてバイノーラル録音を本格的に導入した人というとルー・リードが挙がる。実は機材などテクニカルな部分にこだわりを持つ彼はバイノーラル録音にほれ込み、70年代後半のアリスタ在籍時代のアルバムをすべてこの方式で録音している。

残念なことにこの時代のルー・リードの作品は全般的に低調で、その印象とあいまってバイノーラル録音自体、期待するほど大した効果は得られないというイメージがついてしまった(皆がヘッドフォンつけて聴くわけでもないし)。確かにこの時代の彼のアルバムで推薦できるのって『Street Hassle』ぐらいだもんね。

Street Hassle

Street Hassle

かくして忘れかけられつつあったバイノーラル録音が再度脚光を浴びるのは、パール・ジャムが空気を読まずにこの方式を導入し、ずばり『Binaural』というアルバムを作ったときだが、このアルバムも力作だけど抜け切ってない感じだったような……

Binaural

Binaural

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