ブルース・スプリングスティーンのバックバンドであるEストリートバンドのギタリストとして知られるニルス・ロフグレンだが、彼のソロ新作のタイトルは『Blue With Lou』で、この Lou とはルー・リードのこと。
この二人は1970年代末に共作しており、そのうち3曲はニルス・ロフグレンのアルバム『Nils』、別の3曲はルー・リードのアルバム『The Bells』に収録されている(いずれも1979年リリース)。
今回ニルス・ロフグレンが取り上げたのは、それらに収録されず、今まで未発表だった5曲になるそうな。基本的には、曲:ロフグレン、詞:リードらしい。
本来ならルー・リードの未発表曲が5曲もリリースされるとなれば、ワタシ的にもっと盛り上がってしかるべきだが、40年前ってルー・リードは低迷期にあったという認識があってですね。
しかし、これを機会に数年ぶりに Apple Music で『The Bells』を聴きなおしたところ、昔よりは好きに思えてきた。ただし、それはニルス・ロフグレンとの共作の力というよりは、このアルバムに全面的に参加し、やはり共作もしている、名トランぺッターのドン・チェリーの存在が大きいのだが……。
このアルバムタイトル曲は、ちょっと冗長かなとも思うが。
ともあれ、ニルス・ロフグレンのアルバムが Apple Music 入りしたら聴いてみないといけませんな。
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