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シュナイアーの新刊に符合するであろう道路交通法のセキュリティホールと数万人に1人のレベルのクズの話

少し前に、来年はじめに刊行予定のブルース・シュナイアーの新刊『Liars and Outliers』の内容紹介を書いたのだが、それに符合するんじゃないかと思う文章が話題になることが多く、一種のシンクロニシティなのかしらと勝手に思ったり。

まずは登大遊さんの「道路交通法には、免停基準に達しても永久に運転できるセキュリティホールがあるのではないか?」だが、この膨大な労力を費やして書かれた文章は、登大遊さんという人がシュナイアーが書く Outliers であることを如実に示している。冷静に考えると、もっと労力を振り向けるべき先がある気もするが、それはそれ。

続いて fromdusktildawn さんの「数万人に1人のレベルのクズが社会構造を決定する」。こちらはかなりネガティブに寄った例を示されているが、以下の結論部はシュナイアーが考える社会的セキュリティシステムの考え方に近いのかもしれないと思ったり。

だから、よりよい社会を求める人間こそ、この、ごくごく例外的な人たちがどのような人間で、何を考え、どう行動するのか、彼らが持つ社会構造の決定力は具体的にどのようなものなのか、念入りに見極める必要があるのではないかと思う。

Error!

あとブルース・シュナイアーの新刊は、『セキュリティはなぜやぶられたのか』のようなことはなく、早めに邦訳が出そうなので楽しみである。

Liars and Outliers: Enabling the Trust that Society Needs to Thrive

Liars and Outliers: Enabling the Trust that Society Needs to Thrive

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