WirelessWire Newsブログに「日本でも重視されるべき「公益テクノロジー」とそのための人材」を公開。
今回は話題的には地味だけど、こういうのもちゃんと書いておくべきだと思った次第である。
「公益テクノロジー」を主題とする世界で唯一の本らしい『Power to the Public: The Promise of Public Interest Technology』だが、やはり邦訳は難しいんだろうなぁ。
さて、今回ブルース・シュナイアー先生の講演動画を取り上げたが、その彼の新刊 A Hacker's Mind が来年2月に刊行予定である。シュナイアー先生のサイトにはまだ情報がないが、出版社のサイトにページができている。
新刊は、ハッカーの「ハッキング」という抜け穴を突く行為を放置したまま人工知能技術が広まると、金融市場は崩壊し、民主主義も弱体化するぞと訴えている。要はワタシが「ブルース・シュナイアーが予言する「AIがハッカーになり人間社会を攻撃する日」」で取り上げた長文の論考が下敷きとなっているとお見受けする。
しかしなぁ、シュナイアー先生の本というと、邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2018年版)で取り上げた Click Here to Kill Everybody の邦訳が未だ出てないんだよなぁ。
もう出ないのだろうか? 新刊が出るまでに前著の邦訳が出てほしいところだが。