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ブレックファスト・クラブ

思えばジョン・ヒューズの映画をちゃんと観てなかったなぁ、と一昨年の彼の訃報に接して気付き、遅ればせながら80年代を代表する青春映画の古典である本作を視聴。

土曜日の朝から補習として学校に呼び出されたまったく立場が異なる高校生5人が図書館に閉じ込められ作文を書くよう言い渡される。5人ともやる気なくだらだら過ごしつつ、小競り合いなどを経てお互いのことを分かり合っていく、というのがメインプロット。

今の視点から観ると失笑してしまうもあるが、「ガリ勉」役のブライアンが、こうやって僕たちは友達になれたわけだけど、月曜日に学校で会ったときにお互い挨拶するか? と問いかけるところでグッと映画が締まったように思う。

キャストの中で特筆すべきは「不思議ちゃん」役のアリー・シーディの怪演で、ただ問題は彼女が「お姫様」役のモリー・リングウォルドから化粧を指南され、白い服を着せられてイメチェンする場面。これについてゴスっ娘がゴスっ娘のまま認められないのはおかしいじゃないかとどなたかが書かれていたが(『Bootleg』で読んだ覚えがあるのだが、手元の Vol.0、Vol.1 では見つけられなかった。どなたの文章かご存知の方います?)、一番の問題はイメチェンした後よりもゴスっ娘なときのほうが全然魅力的であること。

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