「音楽インターネットサービス20事例と共に考える、共有時代における音楽との触れ合い方」という記事が話題になった。Spotify や Pandora など日本からは利用できない良質サービスがいくつもある現状が悲しくなったが、ここに取り上げられていない他にも成功してる音楽サービスがあるよ、と紹介する意味で NoiseTrade についての少し前の記事を取り上げることにする。
NoiseTrade は無料でアルバムをダウンロードさせる(毎月30万枚以上ダウンロードされている!)合法音楽サービスなのだが、「tip jar」という形でユーザはお金を払うことも可能。
コミュニティ重視とか支払いは強制でなく選択とかは他のソーシャル音楽サービスにも当てはまる話だが、NoiseTrade の場合創業者の Derek Webb が元々コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック分野というちょっと主流から外れたミュージシャンなのがポイントのようだ。
彼は「生計を立てるのに100万枚レコードを売る必要はない。2000から10000の範囲が生計を立てるのにベストで、商業的なプレッシャーが少なくて芸術面でも最も満足度が高いのではないか」と語っている。「千人の忠実なファン」ではちょっと足らないかな?(笑)