- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2010/12/15
- メディア: DVD
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以前からときどき評判を聞くことがあり、借りてみた。
本作はドリュー・バリモアの映画監督デビュー作品で、題材となるローラーゲームのマイナーさもあってか興行的には成功しなかったが、作品としてはとてもよくできていて、ドリュー・バリモアやるじゃんと思った。
映画の作りとして『リトル・ダンサー』を連想したが、本作はあれほど作品の背景に厳しさがないが、ローラーゲーム自体昔から最低所得者層がファン層とされてきたことには注意が必要かもしれない。そのようにローラーゲームが持つ文脈について知っていたほうが理解はしやすいだろうが、ちゃんと分かりやすく作られているし、何より主演のエレン・ペイジがとても良かった。
本作は『リトル・ダンサー』の女性版というところに留まらず、女性同士の友情、仲間意識、敵対意識(ワタシが好きなジュリエット・ルイスがらしい役をやってるね)、何より女性たちが同じゲームに熱中する楽しさをよく描いていてよかった。逆に言うと、主人公の恋愛描写は正直あまりどうでもよかった。
あと作中二度ほど少し中性的な人の曲が耳をひいた。調べたら Jens Lekman という人で、後でアルバムを聴いてみようと思う。