3月に1万5千字の原稿を書き上げたのだが(世に出るのはまだ先)、実はそれを書く上で一番参考にした本が、クレイ・シャーキーの『みんな集まれ! ネットワークが世界を動かす』(asin:4480863990)だったりする。そのクレイ・シャーキーの新作が今秋刊行されるのを知る。
Little Rice: Smartphones, Xiaomi, and the Chinese Dream
- 作者: Clay Shirky
- 出版社/メーカー: Columbia Global Reports
- 発売日: 2015/10/13
- メディア: ペーパーバック
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タイトルの『Little Rice』ってなんやねんと思ったが、副題の中に Xioami の名前があって分かった。Xioami って「小米」という意味だが、その英訳なんやね(「小米科技」が正式な社名なのか)。
つまりはシャーキーの新刊のテーマは、安価なスマートフォンメーカーとして急成長を遂げ、そして現在スマホ以外の製品もどんどん手がけつつある Xioami ということなんだろう。
昨年だか、シャーキーが中国のメイカームーブメントにコメントしていて、なんでそれに詳しいんだろうと不思議に思ったが、昨年から中国に出向いて Xioami 周りの取材をしてたんだろうな。
シャーキーの前作も5年前(!)に取り上げているが、この人は基本的に俯瞰的な論説の人であり、特定の企業をテーマに本を書く人とは思わなかったので正直意外である。
Xioami についてはフレッド・ウィルソンも大きな期待を寄せていたが、シャーキーもこれはおいしい題材と踏んだのだろうか。