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ビッグデータやAI倫理の問題を訴えてきたケイト・クロフォードの初の単著『Atlas of AI』が出る

ケイト・クロフォード(Kate Crawford)のことを知ったのは、5年前に「ビッグデータの不都合な真実」を書いたときだが、安易なビッグデータ礼賛に冷や水をぶっかけているところが面白いと思った。

次に彼女を取り上げたのは、2017年にビッグデータ並びにアルゴリズムの盲信に警鐘を鳴らす講演動画を2つ紹介したときで、そのときに初めて彼女が機械学習や AI の研究で第一線に立っているのを知った。

2018年以降は、アルゴリズムへの差別や偏見の反映であったり、AI 倫理への懸念などのテーマで彼女のコメントが日本のメディアでも紹介されている。

そのニューヨーク大学の研究教授、マイクロソフトリサーチの主席研究員である彼女が、初の単著 Atlas of AI を来年出す。

The Atlas of AI

The Atlas of AI

このように冷や水をぶっかけてきたケイト・クロフォードなので、この本も安易な AI 礼賛ではなく、問題点もしっかり含んだものだろうし、これは邦訳の刊行が期待されるね。

そうそう、ケイト・クロフォードは、単なる顔認識などに留まらない「感情検知(emotion detection)」などの危険性を指摘する AI Now Institute の2019年版の年次報告書(PDF)でも著者として名前を連ねている。

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