堺三保さんの投稿で、映画『ダム・マネー ウォール街を狙え!』が来年2月に日本公開されるのを知る。
「個人投資家たちがヘッジファンド相手に一泡吹かせた事件として有名になった2021年のゲームストップ株騒動」の映画化なのだが、2021年の話がもうハリウッドで映画化!? と驚いてしまう。
しかし、堺三保さんも書くように負け犬たちの逆転劇というアメリカ人の大好きな話であり、後味の悪くない『マネー・ショート 華麗なる大逆転』庶民版という感じで、これ絶対面白そうじゃん。
公式サイトを見て知ったのだが、この映画、『facebook』、『月を盗んだ男 (NASA史上最大の盗難事件)』、『世紀の大博打 仮想通貨に賭けた怪人たち』の邦訳で知られるベン・メズリックの『The Antisocial Network』が原作なのな。
調べてみたところ、この映画化を受けて『Dumb Money』の題で売り直されている模様。
それにしてもベン・メズリック、仕事早いなぁ……と感心していたら、なんと『The Antisocial Network』あらため『Dumb Money』は、実は彼の最新作ではない。
彼はなんと今月新刊 Breaking Twitter を出したばかりなのだ!
『ツイッターの破壊』と題された最新刊は、言うまでもなくイーロン・マスクによる買収でもはや悲しい抜け殻に劣化することとなる Twitter あらため X をテーマとしたものなのだが、以下の宣伝文句は興味をそそりますな。
Elon Musk didn't break Twitter. Twitter broke Elon Musk.
Breaking Twitter by Ben Mezrich | Hachette Book Group
それにしても、ベン・メズリックの異様な仕事の早さに敬服してしまう。この勢いだと、来年の今頃には OpenAI のサム・アルトマン解任劇→復活劇を取材したノンフィクションを書籍化してくれるんじゃないか?(冗談です)