Twitter のタイムラインで Brian Raftery の Best. Movie. Year. Ever. という本を知る。
![Best. Movie. Year. Ever.: How 1999 Blew Up the Big Screen Best. Movie. Year. Ever.: How 1999 Blew Up the Big Screen](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51xl7aaseeL._SL160_.jpg)
Best. Movie. Year. Ever.: How 1999 Blew Up the Big Screen
- 作者: Brian Raftery
- 出版社/メーカー: Simon & Schuster
- 発売日: 2019/04/16
- メディア: ハードカバー
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![Best. Movie. Year. Ever.: How 1999 Blew Up the Big Screen (English Edition) Best. Movie. Year. Ever.: How 1999 Blew Up the Big Screen (English Edition)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51xl7aaseeL._SL160_.jpg)
Best. Movie. Year. Ever.: How 1999 Blew Up the Big Screen (English Edition)
- 作者: Brian Raftery
- 出版社/メーカー: Simon & Schuster
- 発売日: 2019/04/16
- メディア: Kindle版
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タイトルを見れば分かるように、1999年は映画史上最高の年であることを論じた本である。
あれっ? と思ったのは、少し前に同様の趣旨の記事を読んだ覚えがあったから。記憶を辿って以下の記事だと思い当たった。
ただこの記事自体は2014年に書かれており、Brian Raftery の本の話は当然ながら出てこない。
ロジャー・イーバートの評点によると映画最良の年は1974年らしいが、確かにこの記事で名前が挙がる映画のリストを見ると、内容的に優れているだけでなく、後の影響力が大きい作品が並ぶ。
- デヴィッド・フィンチャー『ファイト・クラブ』(asin:B079W34XSL)
- スパイク・ジョーンズ『マルコヴィッチの穴』(asin:B008MIV72C)
- ウォシャウスキー兄弟『マトリックス』(asin:B003GQSXWC)
- ポール・トーマス・アンダーソン『マグノリア』(asin:B00OBJ911U)
- ダニエル・マイリック、エドゥアルド・サンチェス『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(asin:B00DHWVPPW)
- サム・メンデス『アメリカン・ビューティー』(asin:B007T4BHHA)
- キンバリー・ピアース『ボーイズ・ドント・クライ』(asin:B07DQVPWVP)
- M・ナイト・シャマラン『シックス・センス』(asin:B019GVJ2T8)
- アレクサンダー・ペイン『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』(asin:B00118Q9Z0)
- トム・ティクヴァ『ラン・ローラ・ラン』(asin:B00005FPIW)
- デヴィッド・O・ラッセル『スリー・キングス』(asin:B00439G12K)
他にも名前が挙がってる作品はあるが、映画自体ワタシがよく知らないもの、単なる駄作だと思うものは外している(炎上したくないので具体的に名前を挙げるのは避けるが、『ファントム・メナス』のこと)。
しかし、1999年ということは、ちょうど20年前ということなんですね。当時はアメリカ映画もアメコミのヒーローものの映画化ばかりでも、過去のヒット作の続編/リメイク/リブート作ばかりではなかった。
1999年=ハリウッド奇跡の年を題材にした『BEST. MOVIE. YEAR. EVER.: How 1999 Blew Up the Big Screen』(Brian Raftery)を読了しましたが、本気で翻訳したい(この本で得られる知見を可能な限り多くの方と共有したい) https://t.co/YkSW3D7Ntt pic.twitter.com/uTV9dn3LI0
— kirockyou (@kirockyou) April 18, 2019
この本の邦訳が待たれるところである。