旧聞に属する話題で申し訳ないが。
子供の頃、居間のテレビのチャンネル権を握る父親が(野球の巨人戦中継を除けば)NHK を死守するのを恨めしく思っていたものだが、そのワタシもおっさんとなり、テレビは基本的に NHK しか見なくなり、番組を録画するのも NHK BS で放送するドキュメンタリーなどが多かったりする。
そういう人間にとって、BS チャンネルの再編でチャンネルがひとつ減るというのは大ニュースだった……というか、先月末になって、12月1日からチャンネルが減るという話を知ったくらいで、えーっ! と驚いている間にワタシにとって大事な情報源がひとつ減ってしまった。いずれ減るという話は聞いていたかもしれないが、まさか今年のうちにとは思わなかった。
上でリンクした記事にもあるように、NHK は「チャンネル減=サービス低下」と思わせないよう、番組はほとんど減りませんよ! という宣伝にやっきに見える。しかし、そんなわけはなく、今回の BS プレミアム消滅により無くなった番組情報一覧などどなたかまとめていないだろうか? ご存じの方はご一報ください。
この記事の本題もひどい話なのだけど、個人的にはそれより以下のくだりに衝撃を受けた。
「昨年は全職種で100人くらい、記者だけで30人以上辞めた。みんなモチベーションが続かないんです。例えば、うちはネットの記事配信にこの数年力を入れてきましたが、民業圧迫との批判を受け、近くすべて廃止になる。NHK NEWS WEBというサイトなんて月間で4億PVも取れる日本最大のウェブメディアにまで育ったのにです。せっかくこれからはデジタルだって頑張っていたのに、ふざけんなって気持ちになるでしょう。会長が変わるごとに、やれ人事制度改革だ、やっぱ元に戻そうとか、そんなんばっかり。人手が足りないから泊まり勤務が増える、何もしない給料の高い爺さんたちに腹が立つ、彼らが上につかえているから出世もできない、給料も一向に上がらない。辞めたくなる理由しかありません」
「暇空茜」にNHKの取材メモを流出させた犯人は子会社の30代派遣「テロップ係」だった 「年間100人くらい辞める、終わっている会社なので」(2ページ目) | デイリー新潮
NHK NEWS WEB 廃止なんて知らなかったぞ!
そりゃ単にお前が情報に疎いだけだろと言われるかもしれないが、BS のチャンネル減とか、ワタシにとって信頼すべき情報源だった NHK NEWS WEB の廃止とか、破壊的な話がさっさと決まってしまうんだな。全然嬉しくない。