生貝直人さんの投稿で、「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2021年版)」で取り上げたダニエル・J・ソロブの当時久方ぶりの新刊(共著)だった『Breached!』の邦訳が『データセキュリティ法の迷走』として先月出ていたのを今更知った。
実際には原書は2022年3月に刊行されたらしい。ということは、邦訳は原書刊行から一年半あまりで出たことになる。これは早い部類に入るかもしれない。
いずれにしても、ダニエル・J・ソロブの本はそう簡単に古びない内容を扱っているので、邦訳が出ただけでありがたいとしか言いようがないのである。
ソロブ先生は実はワタシとほとんど年齢が変わらないのだが、彼が書いた教科書 Information Privacy Law は、来年出る第8版が20周年記念版(!)になるというのに驚いてしまう。