Technical Knockout にあるFLOSSプロジェクトが失敗する運命にあるか判別する方法を追加。Red Hat の文章の日本語訳です。
The Open Source Way のことは以前紹介したが、opensource.com で取り上げられていたので、ちょっと訳してみようかと思った次第。原文に少し HTML タグを足している。
今回は訳していてちょっと分かりにくいと思ったところがあるので、誤記誤訳に気付いた人はメールやコメントなりで教えてください。
当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。
Technical Knockout にあるFLOSSプロジェクトが失敗する運命にあるか判別する方法を追加。Red Hat の文章の日本語訳です。
The Open Source Way のことは以前紹介したが、opensource.com で取り上げられていたので、ちょっと訳してみようかと思った次第。原文に少し HTML タグを足している。
今回は訳していてちょっと分かりにくいと思ったところがあるので、誤記誤訳に気付いた人はメールやコメントなりで教えてください。
フリーソフトウェア/オープンソースソフトウェアが、ソフトウェア業界において無視できない存在となると、後進にそれについて正しい知識をもってもらい参加者を育てようという動きが出てくるのが自然な話で、今回訳した The Open Source Way もその一つと言えるが、TeachingOpenSource.org のことを Creative Commons のブログで知った。いずれも Red Hat が深く関わっているようだ。
既に Practical Open Source Software Exploration: How to be Productively Lost, the Open Source Way というテキストブックが公開されている。
例によってこれも Wiki 版あり+クリエイティブ・コモンズの表示-継承3.0ライセンスの元での公開なので、バグフィックスもできるし、翻訳の公開も可能だ。
以前からアナウンスされてきた ised@glocom の書籍化だが、遂に来月刊行されるようだ。
ised@glocom は2004〜2006年にかけて行われた研究活動だが、そのサイトがはてなグループが利用されていたり、代表者である東浩紀(id:hazuma)をはじめ、加野瀬未友(id:kanose)、八田真行(id:mhatta)、高木浩光、そしてはてな社長近藤淳也(id:jkondo)といったその動向に注目していた人が多く参加していたので、ボンクラなワタシには難しいと思いながら懸命に議論を追ったものである(当時はまだ楠正憲(id:mkusunok)さんのブログの読者ではなかったはず)。今回編者として濱野智史さん(id:shamano)の名前もクレジットされてるね。
そういえばはてなに遊びに行ったとき、東さんから送られた ised のための読書リストみたいなものを近藤さんに見せていただいき、ほぅと思った覚えがある。あれから5年経つんだな……
それが二冊の本にまとめられるとのことで、あわせて6500円超とかなーり値が張るが、今でも読み応えがある本に違いない。
「iPadを待ちながら:我々はどれくらい自由であるべきなのか」でジョナサン・ジットレインの懸念を取り上げたが、iPad 直前にコリィ・ドクトロウも同趣旨の Why I won't buy an iPad (and think you shouldn't, either)、もう少し技術的なところからの設計思想への不満としてティム・ブレイが Memory Matters という文章を書いている。
それに対してニコラス・G・カー先生がジットレイン、ドクトロウ、そしてブレイをまとめて The iPad Luddites となで斬りにしていて、その論旨に賛成するかはともかく、その好敵手ぶりにほれぼれとしてしまう。
でもな、進化が俺の期待を構ってくれるなんて幻想は俺はこれっぽっちももってねーんだよ。進化はホビーストによって加速するかもしれないが、進化がホビーストの倫理を共有するわけじゃない。技術の進歩の特徴の一つに、それが道具を精錬するにつれ、その道具の働きから実際の人間の働きを除外する傾向があるんだよん。
カー先生はこの後も iPad ラッダイトネタを続けているが、Pynchon and the Badass Luddites で取り上げていたトマス・ピンチョンの Is it OK to be a Luddite? って、翻訳がプロジェクト杉田玄白にあがってたはずだけど、さっきリンクを辿ったら訳文が消えていて残念。
発言小町のことでは少々のことでは驚かなくなったが、さすがにここに書かれている「暗黙のルール」にはびっくらこいた。
犬ブログをやっている人は、外でもし同じ犬種を見掛けたら必ず飼い主さんに声を掛けます。そしてお互いの犬の写真を撮り合い、帰ったらその写真を自分のブログにUPして紹介し、お互いのブログにお礼コメントをするというのが暗黙のルールです。
非常識な家族に皆が困っています : 家族・友人・人間関係 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
そんなルールあんのかよ! 読み逃げ禁止、踏み逃げ禁止など奇矯なネットルール(?)をこれまでいろいろ聞いてきたが、これはその中でも最も大変そうだ。
この投稿が釣りでないのなら、少数とはいえこの慣習を守っている人たちもいるのだろうか。なんか読んでるだけで気が滅入るルールである。
トム・クルーズの『ミッション・インポッシブル』シリーズは微妙なものがあって、どうも今ひとつ乗り切れない。
本作は完全にトム・クルーズの俺様映画だった前作よりもテレビシリーズ時代に近いチームとしての仕事が描かれているが、だから前作より良いかというとやはり微妙だったりする。サイモン・ペグが気の良い役で出てたのを観れたのは嬉しかったけど。
本作の後半の舞台は上海だが、観てる側からすると何でいきなり上海やねんという感じで、そういえば『ダークナイト』でも香港の場面があったが、近年のハリウッド大作が中国を舞台にするのは、やはりそのマーケットへの意識があるのかしら。まぁ、その街を描こうという意思は本作のほうが『ダークナイト』よりあったけど。
本作の悪役はワタシが愛するフィリップ・シーモア・ホフマンで、なかなかの存在感だが、上で書いた何で上海? というのもあり、あと「ラビットフット」というマクガフィンが何たるかについて誰も説明できないから背景の広がりがなく、その悪役ぶりに凄みがちーとも出ないんだよね。
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