ようやくちゃんと読む時間が取れた。
現在の blog やら Wiki やら CMS やらとサーバサイドのソフトウェア花盛りの状況を鑑みれば、Paul Graham の視点は正しかったことは明らかなのだろう。細かいところでは、UI としてのウェブブラウザの問題に触れてあってニヤリとしてしまった。
この文章は2001年に書かれたものだが、今読むとバグやセキュリティ周りの話はちょっと楽観的過ぎるというか少しヒヤリとくるものがある。
しかし、それでも読んでいてとにかく盛り上がる。この高揚感は、Paul Graham の他の文章にも共通するもので、そうした文章を読めることに感謝したくなる。
その Paul Graham の素晴らしい文章群が書籍化されたということで、Shiro Kawai さんによる邦訳が期待されるわけである……というか収録されている文章は大体既に日本語訳をやられているわけですが。