Esquire Magazine Japan のサイトに、新作『マッチポイント』が久方ぶりのゴールデングローブ賞ノミネートを果たした(作品賞、監督賞、脚本賞)ウディ・アレンの『僕のニューヨークライフ』についての記事が掲載されている。
この映画は本国では2003年に公開されたものだが、911の後に製作された最初のアレン映画であり、また本作を最後にアレンはニューヨークを舞台に映画を撮っていないというのも気になるところである。記事を読むと、実際『僕のニューヨークライフ』はアレン映画の総集編のようにもみえるとのこと。
アレンも70歳を越えたわけだが、こないだ触れた自作を語るインタビュー映像を見ても、立派な老人である。通常この年代の人は仕事の面で期待されることなどほとんどなくなる。しかし、映画監督という職業は数少ない例外で、アレンに限らずこの年代の好きな映画監督に、またホームランをかっとばしてくれるのではないかと期待してしまう。映画監督というのも不思議な職業だよな。
この記事を書いているのは、はじめちゃんのシネマ・スクラップをいつも参考にさせてもらっている都筑はじめさんですね。