旧聞に属するが、10月31日分の ROCKETBOOM が、ハロウィン特別編としてスタンリー・キューブリックの『シャイニング』のワンシーン(YouTube)のパロディーをやっていた。
これで思い出したのは、少し前に digg で知った映画史上最も怖い100のシーンを選んだページ。
キューブリックの『シャイニング』からは、一つの映画では最多の6つのシーンが選ばれており、問題のシーンも61位に入っている。
しかし、このシーンは怖いというよりも、何か恐ろしいことが起きるのではないかと身構えていると着ぐるみの男が紳士にナニをいたしているところを目撃してしまうというかなりヘンなシーンなんだよね(もちろん彼らも幽霊なのだけど)。
HERRRREEEEEE'S JOHNNY! もそうだが、『シャイニング』はキューブリックのブラックユーモアが要所で炸裂している映画だと思う。
このあたりについては以前にも書いたことがあるが、そのブラックユーモアがどこまで日本の観客に伝わったかは謎である。あと件の100選の中で最も順位の高かったダニーが幽霊に出くわす場面で、アメリカ人がこの双子の姉妹二人が並んだ構図を見て何を想起するかとか。
「シャイニング研究のための覚え書き」を検索したところ、ワタシが最初にこの構図の話を知った高橋周平の『映画の見方が変わる本』が一発ででてきた。ありがとう、chic さん!
まぁ、ワタシ的にはあの映画ではタイプライターの原稿の場面が一番怖かったですな。
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