およそ一年前に夏休みの自由研究として「品格本」リストを作ってみたのを思い出し、その後の一年ではどうだろうと調べてみた。
さすがに「品格本」も下火だろうと思っていたがとんでもない。まったく懲りずに「品格本」は量産されていた。この一年で刊行されたのをざっと挙げてみる。
- 名古屋の品格 (学研新書)
- 弁護士の『品格』 ある「占有屋」の弁護士の場合
- 官の品格―公務員へ贈る108のメッセージ
- 学生の品格―日本ベンチャー大學開学決定!
- 文章の品格
- マッド・アマノの「謝罪の品格」 (平凡社新書)
- 横綱の品格―常陸山と大相撲の隆盛
- 地方の品格―房日新聞「展望台」からのメッセージ
- 経営者の品格―今こそ問われるリーダーの人間力! (プレジデント・クラシックス)
- 教師の品格
- 名将の品格 (生活人新書)
- 離婚の品格
- 薄毛の品格
- 校長の品格
- 研究者の品格―科学・工学の倫理
- 会社員の品格?絶対にマネしてはいけない125人のバカ (講談社+α文庫)
- B型の品格―本音を申せば
- 猫の品格 (文春新書)
- フェチの品格 (バンブー・コミックス NAMAIKI SELECT)
- 遊びの品格
- 池田大作の品格〈PART2〉創価テロリズムを許すな
- リゾート軽井沢の品格
もうここまでくると何でも品格といった趣きだが、呆れて終わったのでは芸がない。
実はワタシは以前から『社畜の品格』というタイトルで新書を出せばかなり受けると思っているのだが、どうだろうかこの釣りタイトルは。
日本人の自己卑下とその裏返しの尊大さに見事に表現していると思うのだが、さすがにこれで一冊書きたいと思う人はいないか。