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Kyushu Information Security Day 2012に参加した。

土曜日に Kyushu Information Security Day 2012 に参加してきた。

最近はすっかりセキュリティ界隈からも縁遠くなってしまったが、ネットワークを日々利用する上でセキュリティの話自体から無縁ではいられないわけである。

そうした意味で、最新動向を聞かせてもらおうと出向いたわけだが、そんな悠長な話ではなかった。

ご存知ファーストサーバのデータ消失事故の話は他人事ではないし、インターネットバンキングを狙う MITB(Man In The Browser)攻撃も個人レベルで気をつける話だし、サイバー攻撃をシミュレーションするソフトウェアの話も面白かった。

とにかく、自分が「これぐらいだろう」と大雑把に考えるよりずっと攻撃のレベルは上がっているというのを痛感させられたが、特に高倉弘喜さんの「様々な手口で侵入を試みるサイバー攻撃の状況」は、聞いていて途中で本気で気分が悪くなった。

これは話の内容が不愉快とか、話の内容に文句があるというのではまったくなくて、体調に変調をきたすほど厳しい話だったからだ。もう攻撃者はそう簡単には帰ってくれないという話から、かつてワタシが Sensorware という言葉で表現した世界に近づきつつあるが、特に考えなしにグローバル IP アドレスを割り当てたがる業者の話、すっかり IPv6 ready になったことによるセキュリティ上の弊害、BYOD(Bring Your Own Device)がもたらす深刻なセキュリティ問題、ロギング重要 VLAN で細かくネットワークを切るの重要という話にいたるまで一貫して厳しかった。

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