史上最高の映画監督を挙げるとなると、まず絶対その候補に入るであろうスタンリー・キューブリックだが、先月26日が彼の生誕85年だったのにあわせ、記事が出ている。
思えばスタンリー・キューブリックは秘密主義者だったし、後年はインタビュー自体ほとんど受けなくなったので、そもそも彼がどんな映画を好きだったのか、彼のファンであるワタシもよく知らなかったりする。
それを1963年(半世紀前!)に書いたリストやキューブリックの右腕的存在だった Jan Harlan の証言、そして娘さんの NetNews への投稿などいろいろ調べた上で、彼が好きだった映画のリストを作成している。
- ヴィクトル・シェストレム『霊魂の不滅』
- フリッツ・ラング『メトロポリス』(asin:B00428M8JW)
- ハワード・ヒューズ『地獄の天使』(asin:B000803DLU)
- ジョセフ・フォン・スタンバーグ『嘆きの天使』(asin:B001O8OR8S)
- チャールズ・チャップリン『街の灯』(asin:B0046ECN3S)
- エドワード・F・クライン『The Bank Dick』
- オーソン・ウェルズ『市民ケーン』(asin:B004NORUAM)
- ウィリアム・A・ウェルマン『Roxie Hart』
- ローレンス・オリヴィエ『ヘンリィ五世』(asin:B007HHZAYK)
- マルセル・カルネ『天井桟敷の人々』(asin:B000JJ5GTW)
- ジャン・コクトー『美女と野獣』(asin:B004OV9VKG)
- ジョン・ヒューストン『黄金』(asin:B004NXMEFY)
- マックス・オフュルス『輪舞』『快楽』『たそがれの女心』(asin:B006L99HBW、asin:B006L99I7U、asin:B00DR92OTQ)
- フェデリコ・フェリーニ『青春群像』(asin:B0047O2VMU)
- ジャン=ピエール・メルヴィル『賭博師ボブ』(asin:B006QJSXXU)
- イングマール・ベルイマン『野いちご』(asin:B00005LJYA)
- ミケランジェロ・アントニオーニ『夜』(asin:B001O4J9VC)
- アーサー・リプセット『Very Nice, Very Nice』
- イジー・メンツェル『厳重に監視された列車』(asin:B005FOPPLU)
- ミロス・フォアマン『火事だよ!カワイ子ちゃん』(asin:B0001N1QTU)
- リンゼイ・アンダーソン『If もしも....』
- ロマン・ポランスキー『ローズマリーの赤ちゃん』(asin:B00A0K5XP2)
- ボー・ヴィーデルベリ『Ådalen 31』
- リチャード・フライシャー『トラ・トラ・トラ!』(asin:B0067XIJIO)
- ヤン・トロエル『移民者たち』
- マイク・ホッジス『狙撃者』
- ハル・アシュビー『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』(asin:B00DACL1T4)
- ボブ・フォッシー『キャバレー』(asin:B0000CCNGK)
- イングマール・ベルイマン『叫びとささやき』(asin:B00005UDAZ)
- ジョン・ブアマン『脱出』(asin:B00846NKOA)
- フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』(asin:B003V27T4O)
- アンドレイ・タルコフスキー『惑星ソラリス』(asin:B00A3NNIPS)
- クロード・ルルーシュ『男と女の詩』
- ウィリアム・フリードキン『エクソシスト』(asin:B00439G1AC)
- ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』(asin:B00005HARN)
- リチャード・ラッシュ『フリービーとビーン/大乱戦』
- トビー・フーパー『悪魔のいけにえ』(asin:B001Q2HO6E)
- マイク・ホッジス『電子頭脳人間』
- カルロス・サウラ『カラスの飼育』(asin:B002OC06H4)
- シドニー・ルメット『狼たちの午後』(asin:B003GQSYOY)
- ミロス・フォアマン『カッコーの巣の上で』(asin:B003W9Y4B2)
- ウディ・アレン『アニー・ホール』(asin:B0067XIHLI)
- スティーヴン・スピルバーグ『未知との遭遇』(asin:B004H9PF78)
- マイク・リー『Abigail's Party』
- デヴィッド・リンチ『イレイザーヘッド』(asin:B0076DL0RQ)
- クローディア・ウェイル『ガールフレンド』
- カール・ライナー『天国から落ちた男』(asin:B006QJSRGI)
- ウディ・アレン『マンハッタン』(asin:B0067XIHFY)
- ボブ・フォッシー『オール・ザット・ジャズ』(asin:B003QUCXRO)
- ジョン・ランディス『狼男アメリカン』(asin:B006QJT3TS)
- カルロス・サウラ『血の婚礼』(asin:B00DYRMV76)
- アルバート・ブルックス『Modern Romance』
- スティーヴン・スピルバーグ『E.T.』(asin:B008QRS8QC)
- エドガー・ライツ『Heimat』
- アンドレイ・タルコフスキー『サクリファイス』(asin:B003UYICO4)
- ガブリエル・アクセル『バベットの晩餐会』(asin:B005LZ11BQ)
- デヴィッド・マメット『スリル・オブ・ゲーム』
- ビレ・アウグスト『ペレ』(asin:B00005HPQK)
- ウディ・アレン『ラジオ・デイズ』(asin:B008YBD824)
- ジョルジュ・シュルイツァー『ザ・バニシング-消失-』(asin:B00013YUA2)
- ケネス・ブラナー『ヘンリー五世』(asin:B00005V2M4)
- マイケル・ムーア『ロジャー&ミー』(asin:B0000A5B3H)
- クシシュトフ・キェシロフスキ『デカローグ』(asin:B0009OA5IE)
- ジョナサン・デミ『羊たちの沈黙』(asin:B003N25MX2)
- ウディ・アレン『夫たち、妻たち』(asin:B0040JGUF6)
- ロン・シェルトン『ハード・プレイ』(asin:B000V9H68E)
- フリオ・メデム『The Red Squirrel』
こういうリストを作るたびに、自分がいかに映画を観てないか思い知る。面白いのはウディ・アレン監督作が4本も挙げられていることで、本数的には一番多い。ワタシも、『アイズ・ワイド・シャット』でやりたかったのは『夫たち、妻たち』ではなかったのかと書いていたのを思い出した。
元記事は、他の映画監督へのコメントなどいろいろ含まれるので、興味ある方は読んでみるよよろしい。ちなみにキューブリックは『オズの魔法使い』が嫌いだったとな。
ネタ元は Boing Boing。
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