既に定員に達しており、そうした意味ではここで告知する意味はあまりないのだが、しかし、青空文庫がある意味危機的な状況にあることを周知する意味で取り上げさせてもらう。
青空文庫の現状については、今回の呼びかけ人である香月啓佑さんのスライド「青空文庫サーバの今と今後」を見るのがよいだろう。
(なぜか slideshare のはてなダイアリーへの埋め込みがうまくいかない。クソが)
しかし、データベースサーバが飛ぶと青空文庫のデータ資産が失われる状況だとは。青空文庫は日本における電子書籍、フリーカルチャーなどいくつものポイントにおいて最重要な、公共的な意味を持つサービスである。これはまずい。
楽天など電子書籍サービスを手がけるサービスは青空文庫にこれまでどえらくお世話になってるわけで、そういうところからの支援の話はなかったのかよとも思うわけだが、青空文庫の大久保ゆうさんのツイートを見ると、逆にようやく支援を請える段階まで来たというのが適当そうだ。
資金的な制約も当然あるし、そんな簡単に全方位的な解決が一度のアイデアソンでなされるわけはないが、より良い青空文庫の運営につながることを願うのは言うまでもない。
今年も本の未来基金に寄付したものか……。
- 作者: 野口英司
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