電子フロンティア財団が2017年にテクノロジー企業が実現してほしいと願うウィッシュリストというわけだが、項目をざっと訳してみよう。
- Google が、電話番号を預けなくても、簡潔に二要素認証をユーザに可能にする。
- Twitter が、ユーザが二要素認証を設定していたら SMS でパスワードをリセットできる機能をオフにする。
- Twitter が、エンドツーエンドの暗号化ダイレクトメッセージを実現する。
- Apple が、iMessage と Facetime で、何らかの形で out-of-band verification を実現する。
- W3C のメンバーが、DRM の標準化において、アクセシビリティ、セキュリティ研究、イノベーションを保護しようという我々の呼びかけを支持する。
- Google が、Chromebook を利用する学生から収集するデータのマイニングを止める。
- Facebook が、ユーザが使用する名前の調停者のように振舞うのを止め、どんな名前であれアカウントに望む名前の使用を許可する。
- WhatsApp が、親企業の Facebook とデータ共有のオプトアウトをユーザに許可する。現在、オプトアウトの期限は過ぎており、新規の WhatsApp アカウントには、データ共有のオプトアウトの選択肢がまったくない。
Apple の項目で出てくる out-of-band verification だが、最初オフライン認証のことかと思ったが、調べてみると以下のような定義が出てきた。
Out-of-band authentication is a type of two-factor authentication that requires a secondary verification method through a separate communication channel along with the typical ID and password.
What is out-of-band authentication? - Definition from WhatIs.com
全般的に、この間訳した「これからの四年間における私の優先事項」にも通じる内容ですな。
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