マンチェスター・バイ・ザ・シー
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ケイシー・アフレックは『ゴーン・ベイビー・ゴーン』も良かったので期待していたが、セクハラ騒動が見事に水を差してしまい、今となってはアカデミー主演男優賞をとったのもちょっと気まずい感すらある(来年のアカデミー賞で、彼は本当に主演女優賞のプレゼンターを務めるのか?)。
本作は心に深い傷を負った男が、その過去を乗り越え……られるもんじゃないよね、人生そんな簡単なもんじゃないよなという映画で、その点において誠実な作品だと思った。
メッセージ
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テッド・チャンの原作は未読なため、できるだけ事前情報は入れないようにして観た。こんな話だったのか! すごいじゃないか。おそらく何年後かに観直しても、初見のときとは違った意味で驚きを覚える種類の映画である。
『ダークナイト』以降、映画の最後にどーんとタイトルバックを持ってくる映画が多くなったが、あれを本当に効果的に使っているのって何があるだろう。ワタシがまず思いつくのは『アリスのままで』だが、柳下毅一郎さんに『Gravity』を指摘された。本作もその系列にあたる名作であり、そうした意味で(『Gravity』同様)原題のほうが相応しい(蛇足ながら書いておくと、そこで初めてこの映画の原題が、宇宙人の Arrival だけでなく、主人公の○の Arrival も意味していることに気づくということ)。
わたしは、ダニエル・ブレイク
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都会では既に上映終了済のタイミングで、故郷に唯一残るアートシアター系映画館で国内時差(?)を利用して観ることができた。
ケン・ローチだから重い話かと思いきや軽妙で、至極あっさりと言ってもいい作品である。こんなこってりさのない映画がカンヌ映画祭のパルム・ドールをとったというのは驚きだが、政府の緊縮政策がいかに非人間的で個人の尊厳と生を壊すものかを老巨匠が力を尽くして訴える映画であり、それに対する賛同の表れなのだろう。
物語としては、主人公のダンがケイティの「仕事場」に乗り込んだ後にもう一捻り欲しかったが、最後のケイティのスピーチを聞いてしまえば、もうどうでもよくなる。